最近BMWの電装品の修理が重なります。
特に多いのがM3/5のV型エンジン使われている電動スロットルアクチュエーターモーターですね。
年末から年始にかけて立て続けてのご依頼中には片側だけの方もみえましたが
左右両バンクとも故障するのが定番となっております。一個外すのも二個外すのも
脱着工賃は一緒なのでできれば左右同時修理をお勧めします。
次はゼネラルモジュール
運転席P/Wが作動しないドアロックが運転席側だけ動かないなど
変な動きをするのがこの部品です。スイッチやモーターの可能性もあるので
判断が難しいのですがこの部品が壊れることも結構あります
最後はブログのアクセス数をみていると結構皆さんみられているのがこの部品ですね
こちらは内部の基板の画像です。
ケースには高電圧につき開けるなと書いてあります
表側には多数の電解コンデサーがついておりやはりかなりの高電圧下で作動しているのだと
思います。
これはケースからきばんを取り出しただけなのですがこの部品はここからが大変です
画像見てもらうとわかるとおもうのですが全てが硬いコーティング剤で覆われております。
この部品のエラーは”93F9”内部電圧低下でエアバッグランプ点灯やワイパーが止まらない
部品をチェックしようにもまずこの表面をなんとかしないとテスターすら触ることもできません
まずはこれをすべて剥がすところから始まりますもちろん基板自体に傷をつけないようにです。
そこから初めて故障箇所の特定に入ります。
こちらが表側のコーティングを剥がしている最中の画像です。
途中で嫌になって気晴らしに写真撮ってみました
最近の電装品は安易に中古の使用ができなくなっており新品を購入し
コーディングやプログラミングしないと作動しないものばかりです。
しかし現品の修理であればそれらは関係ありません
特にBMWはその作業がリスクを伴います。定格14Vの電圧を供給はもちろんですが
意図していないことがおきます。
必要が無いのにその作業を自社アピールの為に行うところもありますが
必要の無いときは止めた方がいいのは間違いありません。
ミスするとFRMが故障します!
そうなると当社に送っていただくかディーラーさんで新品を購入の上プログラミングお願いすることになります。